『ウマの科学と世界の歴史』【紹介43冊目】
古遺伝学者である著者がゲノム研究により現在のウマの起源をたどるまでの道程を記した一冊。ウマと出会ってから人間の生活は大きく変化したことを歴史とともに解説してくれる本です。
- 競馬に関する読み物古遺伝学者である著者がゲノム研究により現在のウマの起源をたどるまでの道程を記した一冊。ウマと出会ってから人間の生活は大きく変化したことを歴史とともに解説してくれる本です。
- 競馬に関する読み物本書は、元トップジョッキーという経験持っている著者が調教師となった目線で競馬についての持論が語られています。
- 競馬に関する読み物本書を簡潔に表すと、以下の3点。
手掛けたサラブレッドの思い出話を、自身の仕事に対する考え方とともに述べていく。競馬というギャンブルとの向き合い方。競馬の未来のために矢作調教師ができること、していること。本書のタイトル通り、それぞれの馬のことを語りながら、そこで学んだことを今後にどう生かしているのか、どういう教訓を得たのか、といったことが細かく書かれております。
- 予想競馬をしていると気になることが多い具体的なテーマについて書かれているので、直接役に立つ内容も書かれています。企業のお問い合わせページにある「FAQ」のようなイメージ。「みんなが気になっている疑問に二人の競馬研究者が答えましたよ!」という本です。
- 予想同じ競馬場でも日時によってその特徴がガラッと変わることだってあります。まさに「馬場は生き物」ですよね。そんな特徴をトラックバイアスとして捉え、その解説が書かれているのが「馬場を極める」という本書です。
- 予想「いくら買い方が上手くても予想が当たらなければ意味がないじゃないか」という意見はごもっともです。しかし、「買い方次第で的中率、回収率を大きく向上することができる」というのが本書のメインテーマです。
- 予想データと特徴を短絡的に結びつけることはせず、「なぜこのコースが得意なのか」をその産駒や過去の似ている馬を例に挙げて解説されています。表面上の理由だけではなく、その「本質」を捉える考え方です。
- 競馬に関する読み物サラブレッドが生まれてくる意味とか競馬の存続とかといった大層な問題ではなく、もっと単純な話として、サラブレッドは不幸なのだろうか。
- 予想馬場をテーマにした競馬書籍は多数ありますが、本書がそれらと異なる点は「馬場のについての基礎情報と分析を中心とした内容」だということ。
- 競馬に関する読み物「血統”学”」というタイトルですが専門的で学術的な内容ではなく、「血統を構成の軸とした、人間とサラブレッドの歴史」が書かれた本です。