元看護師が贈る創作大賞2023(note主催)「別冊文藝春秋賞」受賞作『ナースの卯月に視えるもの』【紹介39冊目】

主人公は不思議な力を持っており、それは「患者が死を意識したとき、思い残しているものを視ることができる」というもの。その「思い残し」は人の形で患者のベッドのそばに現れます。主人公の卯月は看護師として働く傍ら、患者の思い残しを解決してあげようと奔走する人間ドラマ。

「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」オリジナル短編小説『きみと雨上がりを』【紹介36冊目】

小説の主人公は、ゲーム本編で主人公の友人・ライバルとして登場する女の子「ネモ」。ゲームでの物語のひとつである「チャンピオンロード」。各地のジムを巡ってチャンピオンランクを目指す中で、主人公とネモがお互いに「ライバル」として認め合う友情ストーリーを「ネモの視点」で描かれています。

『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』【紹介35冊目】

本書の「はじめに」や帯にも書かれている、『データサイエンティストによる、お金を貯め、富を築くための証明済みの方法』という一文。これは本書を端的に表しているなと感じます。お金に関する通説に対して論理的に立ち向かっているので、陥りやすい勘違いや思い込みを是正できるはずです。

『その「一言」が子どもの脳をダメにする』【紹介32冊目】

本書は、親が発する「言葉」が子どもの脳の発達にどのような影響を与えるかがメインテーマです。脳科学や心理学などを取り入れた考え方を基準とし、子どもの脳が大人の脳へ成長するまでには順序があり、それに合わせた環境や生活が必要とのこと。本書タイトルにもあるように、「脳に悪影響を与えず、より良く育てるためのコミュニケーション」が書かれた本です。