【競馬レース回顧】朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)_2025/12/21

【競馬】
あまざけ
こんにちは。「あまざけ」と申します。

レース結果

開催5回阪神6日
レース名第77回 朝日杯フューチュリティステークス
グレードGⅠ
条件2歳 オープン (国際) 牡・牝 (指定) 馬齢
距離芝1600m
馬場状態
引用:JRA

重賞ウィナーが4頭も出走したハイレベルな2025年の朝日杯FS。重馬場のレースを制したのはC.デムーロ騎手騎乗の「カヴァレリッツォ」。

サートゥルナーリア産駒2世代目のこの馬が初のG1馬となりました。

タイム

ハロンタイム12.4 – 10.8 – 11.4 – 11.7 – 11.9 – 11.6 – 11.2 – 12.2
前半3F34.6秒
上り3F35.0秒
レースPCI49.8 (稍ハイペース)

馬場

  • 降り続く雨による重馬場。
  • 馬場は重いが荒れているわけではなく、内外どこを通っても伸びる。

総評

内を突くか、外を回すか。進路取りが明暗を分けた2025年の朝日杯FS。

勝ったのは内を突いたカヴァレリッツォ。逃げた2着ダイヤモンドノットは終始内を走って2着。

馬群後方から外を回したアドマイヤクワッズとエコロアルバは3着、4着。

重馬場だがさほど荒れてはおらず、11R以前も内に進路を取る騎手は多かった。

1、2着馬は騎手の好騎乗が光った。

距離延長で挑みマイルはぎりぎりのダイヤモンドノット。先頭に立ち、馬のリズムを崩さず前後半の時計にほぼ差が無いイーブンラップで進めて粘り込みを図るルメール騎手。

12秒台のラップが最初と最後の1Fしかなく淡々とした流れを刻んだルメール騎手の手腕はさすが。

カヴァレリッツォは後方馬群の内で距離ロスを抑えて脚を溜め、直線内側で前が開いたら一気に脚を伸ばしたC.デムーロ騎手の好判断。

ダイヤモンドノットはラスト4Fから加速を続けたがラスト1Fで余力がなくなったか、ゴール直前で差される。勝ち馬の上がりはメンバー最速。

3、4着馬は外を回すために脚を使ってしまい、ラストの瞬発力が削がれたか。これで評価を落とすのではなく、良馬場で見直したい。

進路取り以外にも馬場の巧拙が少なからず影響したレースでもあり、このレースだけで勝負付けが済んだとは言い切れない。

ちなみに、時計だけ見ると重馬場であったにも関わらず直近の良馬場開催時より勝ち時計も勝ち馬の上りも速い
(ジャンタルマンタル:1:33.8 上り34.8。ドウデュース:1:33.5 上り34.5)

レース後コメント

・カヴァレリッツォ(1着)
「もう少し落ち着きが出れば2000mにも対応できると思う」

・ダイヤモンドノット(2着)
「馬場と最後の坂が応えたかな。距離もギリギリだった。」

・アドマイヤクワッズ(3着)
「4角で想像以上に前にいた馬に外へ出られてしまい、そこで少し脚を使った分、最後に脚が鈍ってしまった。良馬場ならもっと切れていたと思います。」

・エコロアルバ(4着)
「ポジション取りの差で負けてしまいました。」

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