今回紹介する1冊はこちら。
『お金の増やし方&稼ぎ方』
【述 者】・・・山崎 元 堀江 貴文
【発行日】・・・2022年6月30日
【頁 数】・・・245ページ
Contents
こんな人にオススメします!
- マネーリテラシーを高めたい方
- お金を有効に使う方法を知りたい方
- 「お金」に関する考え方を参考にしたい方
著者はどんな人?
山崎元氏は経済評論家で資産運用の専門家。
楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表。
資産運用の話題を中心にメディア出演、執筆活動を行う。
堀江貴文氏は実業家。
ロケットエンジンの開発やスマホアプリのプロデュース、高級焼肉店の経営など、ジャンルに囚われず多くの事業を手掛けている。
書評にあたって
本というのは、著者からしたらいわば虎の巻。
核心に触れることを易々と引用してはいけないと僕は考えます。
このブログを読んでいただいているあなたに概要や見どころを紹介し、「本を買って詳しく読みたい!」と思ってもらえるような記事作りを目指しています。
本書の特徴
表紙に『マネーの達人が教える、知って得する「ファクト」と「ノウハウ」』と書いてあるように、2人の著者が各テーマについて自分の考えを述べています。
本書全体の大きいテーマは「お金」。増やし方や稼ぎ方、付き合い方などを語っている内容です。
「きっかけ」となる本
本書にはお金の増やし方や稼ぎ方が網羅されているわけではありません。
では何が書かれているのかというと、「入り口」が書かれています。
例えば「投資」について、詳しく書かれているわけではありませんが、それに対する考え方や行動に移すまでの後押しをしてくれる内容が書かれています。
投資、保険、起業、お金との付き合い方など、興味を持った分野に深く入っていくための「きっかけ」になる本だと感じました。
20代~30代前半の方に最も刺さるが、30代後半以上の方も取り入れるべき考え方が多い
起業や投資について書かれている節もあるので、時間と気力のある若者に刺さる内容が多いかもしれません。
人間は年を重ねるにつれ保守的になっていく場合もありますからね。
しかし、僕あまざけ(35歳、妻子あり)のような人間にも参考になる節はあります。
「おもしろい人間になるためにお金を使おう(堀江氏)」
「家族のことを言い訳にして、無難にまとまってはいけない(山崎氏)」
経験してきたことが多かったり、知識がある人って話しているだけで本当に面白いです。
そしてそれが信頼やスキルに繋がっていくのだと書かれています。
2人の意見が読めるのでお得
1冊分の時間とお金で2人の意見を読めるのはお得だと思いませんか?
これだけでも本書を読む価値があると思うのですが、あなたはどうでしょうか。
もちろんその分「薄く」なっていますが、意見を読むには十分です。
本書の著者は、「お金」について数多くの本を世に出しているふたり。
ビジネス本や教養本というのは、多くの人の意見を読み「自分の知識として取り込む」ことが重要です。
ただ、共著なので考え方はある程度共通していますが、それぞれが芯の通った意見を述べているので参考になります。
読了後:あまざけの考え
著者同士がお互いに意見の説得力を高めている
万人にマッチしないが攻撃力の高い考えの堀江氏と、万人受けし防御力の高い意見を述べる山崎氏。
正反対のように思えますが、どちらも芯の部分は共通した合理的な考えだなと感じました。
どちらが良い悪いとかではなく自分に合った考え方を参考にすればいいし、自分とは異なる意見も取り入れて柔軟性を向上させるのもとっても大切です。
あまざけが目を引いた節
悠々自適なんてボケ一直線だ。(堀江氏)
自分の周りの高齢者を見ても、仕事にしろ地域活動にしろ、責任があったりやりがいを持って取り組んでいたりする人は総じて元気ですし気も若いです。
僕もそういう人になりたいなと考えているので、老後も張り合いのある生活を続けられるよう努めたいものです。
ちなみに堀江氏のこの言葉は「FIRE」の節に書かれています。
あなたは堀江氏にも山崎氏にもなれない。
この手の本は「いかに多くの人の意見を参考にし、比較できるか」が大切。
たとえば、「お金」というジャンルでは同じ著者の本ばかりではなく多様な考えを持つ人の本を読むことで知識に幅が広がり自分の強みと弱みがハッキリしてきます。
同じ人の本ばかり読むと、その人のファンになってしまい良し悪しの判断が出来なくなってしまいますからね。
「自分の意見」としていかに本の内容を取り入れるか。
これが大切ですし、本書は分かり易く書かれているのでスッと自分の中に入ってきます。
本書のポイント
最後に本書のポイントをまとめておきます。
- お金について考える「きっかけ」となる本
- 合理的なお金の使い方
- 自分に投資することが大切
- さまざまなコストを意識する
関連書籍
関連書籍の紹介記事もあるので、ぜひご覧ください!
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