
レース結果
| 開催 | 5回阪神4日 |
| レース名 | 第77回 阪神ジュベナイルフィリーズ |
| グレード | GⅠ |
| 条件 | 2歳 オープン (国際) 牝 (指定) 馬齢 |
| 距離 | 芝1600m |
| 馬場状態 | 良 |


2025年は出走馬に重賞ウィナーがおらず、これは28年ぶり。
現時点での完成度の高さがものをいう2歳G1。
2番人気のドレフォン産駒「スターアイル」が世代初のG1を勝利。
タイム
| ハロンタイム | 12.4 – 10.5 – 10.8 – 11.6 – 12.0 – 12.0 – 11.4 – 11.9 |
| 前半3F | 33.7秒 |
| 上り3F | 35.3秒 |
| レースPCI | 47.4 (ハイペース) |
馬場
- 前夜に降水があったが、日曜日の昼には良馬場へ回復。
- 馬場の痛みは目立たず、内外どこを通っても伸びる。
- 内・前に位置する馬が有利
総評
今週の阪神芝コースは上りが速く、それでいて前が止まりにくいレースが多かった。例年の阪神JFもこの例にもれず、スローの瞬発力勝負になりやすいレース。
しかし、今年はスタート後3ハロン目まで先行争いが続き、前半3Fは33.7秒。後半が前半よりも約2秒も速いハイペース。
先行馬は全滅し、差し馬の舞台。中団の前である6番手を追走したタイセイボーグの3着がやっと。
勝ったスターアニスは距離延長の初マイルがどうかと思われたが、中団で折り合い、終いを生かしてスムーズに抜け出すという理想的なレース運びで快勝。
「跳びが大きい馬。内に閉じ込められそうになったので外に出しました。」とは松山騎手のコメント。
ペース、ポジション取り、馬の特性が噛み合った勝利だと言える。
2着ギャラボーグは中団後方のインで脚を溜める。4角手前から騎手が促し始め馬群を割り長く脚を使い上り最速。
この馬はダノンスコーピオン(朝日杯3着、NHKマイルカップ1着)の全妹。仕上がりの早さは血統か。
3着タイセイボーグは手応えよく直線へ。先行集団でハイペースに巻き込まれながらも長く脚を使い3着は評価できる。過去2戦の重賞で3着以内に入っているのだから能力はある馬。
1番人気5着のアランカールはオークス馬シンハライトの仔。過去2戦は少頭数のスロー。多頭数でハイペースは初体験であり、鞍上は「馬のリズムを重視した」とのこと。
ハイペースで縦長の隊列で前との差が大きくなり馬群の外を回して押し上げざるを得なくなり、その分最後は甘くなった。
レース後コメント
・ギャラボーグ(2着)
「道中で接触はありましたが直線では無かったですし、力は出し切ったのではないかと思います。」(杉山晴師)
・タイセイボーグ(3着)
「本当にいい状態で弾んでいました。(西村騎手)」「16kg増の体は成長分。(松下氏)」
・アルバンヌ(6着)
「走る方に気持ちを持っていけませんでした。」


