
レース結果
何度も施行時期と距離変更が行われている「鳴尾記念」。
2025年より施行時期、距離が「6月・芝2000m」から「12月・芝1800m」と変更された。これにより阪神芝1800mで行われる古馬重賞が誕生。
内回りの2000mと外回りの1800m。距離こそ近いが特徴は全くの別コースなので昨年とは比較できないので注意。


タイム
| ハロンタイム | 12.5 – 10.6 – 10.8 – 11.5 – 11.7 – 11.9 – 11.5 – 11.5 – 11.7 |
| レース前半3F | 33.9 |
| レース上り3F | 34.7 |
| 前半1000m | 57.1 |
| レースPCI | 49.4 (稍Hペース) |
馬場
- 開幕週の良馬場
- 上りが早い
- 内、前が有利
総評
前半3Fが33.9秒、前半1000mが57.1秒という、開幕週とは言えタイムが速い。これは先頭で3頭が競り合ったことで生まれたタイムで、その3頭は12着、9着、14着と脱落。
稍Hペースで縦長の隊列、4Fから最後まで11秒台半ばという一貫した抑揚のないラップ。
1着のデビットバローズは得意条件の上にこの展開がばっちりハマって勝った印象。
この馬は先頭で競り合う3頭を尻目に離れた4番手を追走。流れたこのペースで4角で持ったままスムーズに外に進出し、残り400mで追い出してそのまま押し切り勝利。スピードの持続力を発揮したレースぶり。
2着センツブラッドと3着マテンロウレオは好位の内から抜け出す。内有利の馬場の中、道中~直線も最内をぴったり走っていたこの2頭の上位は納得。
しかし、内を綺麗に抜け出してきたセンツブラッドとは対照的にマテンロウレオは後退してくる馬の存在で追い出しを待たされ、まともに追えたのは200mを切ってから。
横山典騎手がレース後コメントで「相変わらず気が難しい。」と述べているので、人馬一体となればまた重賞を勝てる能力は秘めていると感じた。
1番人気のグランヴィノスは4着。道中は中団外目から勝ち馬を見ながらの競馬。4角手前から騎手の手が動くも直線ではじりじりと伸びてはいた。内前有利の馬場で14頭立て13番枠。勝ち馬の後ろを取るために少し脚を使ったか。


