『ドイツはなぜ日本を抜き「世界3位」になれたのか ”GDP逆転”納得の理由』【紹介40冊目】
国際通貨基金(IMF)は「2023年のドイツの名目GDPが、55年ぶりに日本を抜いて世界第3位になった」と明らかにしました。本書は「”GDP逆転”納得の理由」として様々な要因を上げています。
国際通貨基金(IMF)は「2023年のドイツの名目GDPが、55年ぶりに日本を抜いて世界第3位になった」と明らかにしました。本書は「”GDP逆転”納得の理由」として様々な要因を上げています。
本書は現代に出版されている多くのお金に関する書籍の原点ともいうべき本です。本書では『黄金に愛される七つ道具』、『お金と幸せを生み出す五つの黄金法則』というお金に関する考え方の指針が示されております。
本書の「はじめに」や帯にも書かれている、『データサイエンティストによる、お金を貯め、富を築くための証明済みの方法』という一文。これは本書を端的に表しているなと感じます。お金に関する通説に対して論理的に立ち向かっているので、陥りやすい勘違いや思い込みを是正できるはずです。
国債や金利は、『言葉自体はよく聞くけど、いざ説明しろと言われたら出来ない・・・』という代表格の言葉ではないでしょうか。本書のタイトルの通り、「知っているようで知らない」国債について分かり易くまとめられている教科書的な本です。
現代の株式市場は、ミラクルショットを放ってテニスの試合に勝つ「勝者のゲーム」ではなく、常にミラクルショットを放つ中でいかにミスを減らすかという「敗者のゲーム」に成り代わったと言われます。
2008年のリーマンショック、1990年代の不動産バブル崩壊、そのいずれの場面においても専門家と呼ばれる人たちは口を揃えて「大丈夫です。深刻な景気低迷に陥ることは無いでしょう」などと楽観的な見通しを言いました。
特に「セルサイド」といって、アナリストやエコノミスト、ストラテジストと呼ばれる専門家は自分たちの商売が干上がってしまうリスクもあったからなのか、一貫して楽観的な見通しを言い続けていたのです。
本書にはお金の増やし方や稼ぎ方が網羅されているわけではありません。では何が書かれているのかというと、「入り口」が書かれています。例えば「投資」について、詳しく書かれているわけではありませんが、それに対する考え方や行動に移すまでの後押しをしてくれる内容が書かれています。
国が国債を発行して資金を調達し、それをもとに支出を行います。国の支出は受注した民間企業の収入となり、その企業に勤める人たちの給料となります。このように経済が循環していくと考えると、国の支出は経済を成長させるのに必要だと感じますよね。
本書は金利を使った投資本です。そして金利や金融政策についての基本説明もあります。「金融や経済のことをざっくりと知っているけど説明してと言われると難しい」という人には復習やインプットも兼ねて勉強ができます。
経済指数はそれ単体で見ても意味はありませんが、指数を組み合わせたり身の回りの事例と照らし合わせたりすることで未来を予測する一助になります。