【競馬レース回顧】カペラステークス(GⅢ)_2025/12/14

【競馬】
あまざけ
こんにちは。「あまざけ」と申します。

レース結果

開催5回中山4日
レース名第18回 カペラステークス
グレードGⅢ
条件3歳以上 オープン (国際) (指定) 別定
距離ダート1200m
馬場状態稍重

条件戦を3連勝中で一番人気に推された3歳の外国産馬「テーオーエルビス」が勢いそのままに優勝。

1着~3着までを3歳馬が独占するという結果に。

タイム

ハロンタイム11.5 – 10.3 – 11.1 – 12.0 – 12.1 – 11.6
前半3F32.9秒
上り3F35.7秒
レースPCI42.2 (ハイペース)

総評

レースPCIは42.2と数値上はハイペース。ダート1200m戦はハイペースが基本なので前半3F32秒台は特別速いわけではなく、JRAダート1200m重賞唯一のカペラSは例年このようなペースになる。

例年と異なるのは上り3Fで減速せずラスト1Fで加速していること。ハイペースかつ稍重馬場がハマったとはいえ、勝ち馬の上がりは34.8という速い上がり。

条件戦を勝ち上がったばかりの3歳馬で重賞初挑戦。筆者は半信半疑だったがふたを開けてみれば2着と5馬身差という強い競馬。スプリント戦でこの着差をつける脚力は目を見張るものがある。

道中は中団内目に位置し、直線入口で前を走っていたサンライズアムールが内に切れ込んだために開いたスペースを強襲。そのまま後続を突き放す。

この馬が負けたレースの上位馬を見てみると、強い馬たちと競い合ってきたことが分かる。

新馬戦(3着)の勝ち馬はNHKマイルカップ(G1)を含む重賞3勝のパンジャタワー

カトレアS(3着)の勝ち馬は羽田盃(Jpn1)1着、東京ダービー(Jpn1)1着、ジャパンDC(Jpn1)2着のナチュラルライズ。このレース2着はユニコーンS(GⅢ)2着、東京ダービー2着のクレーキング

3歳1勝クラス(3着)の勝ち馬は昇竜S(OP)1着、兵庫CS(Jpn2)1着などオープンで走るマテンロウコマンド

強い競馬を見せたテーオーエルビスだが、上位クラスで通用するかと問われると疑問符が付く。

まず適鞍が無い。

JRAのダート1200m重賞はカペラSしか存在せず、1400mも根岸Sと東海SのみですべてG3。となると今後は地方や海外に活路を見出すか、G1が存在するマイルまで距離を伸ばすか。

レース後コメント

・ヤマニンチェルキ(2着)
「大外に加え、3歳でこの斤量(58kg)だったけど、それでもこの馬なりに競馬ができた」

・エコロアゼル(3着)
「結果的にハイペースに巻き込まれてしまった」

・ガビーズシスター(4着)
「自分で動いて勝ちに行くレースをしたが、斤量が軽い馬にすくわれた。」

・ニットウバジル(5着)
「1200m戦の方がペースが速く、折り合いがつきやすい。この距離の方がいい。」

・ポッドベイダー(7着)
「ついていくのが忙しかった。少し時計が速すぎた。」

・クロジシジョー(10着)
「隣の馬がスタートでつまずき、ぶつけられて流れに乗れなかった。」

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