「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」オリジナル短編小説『きみと雨上がりを』【紹介36冊目】

- 小説
あまざけ
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今回紹介する1冊はこちら。

『きみと雨上がりを』

【著 者】・・・武田 綾乃
【公開日】・・・2023年11月10日
【頁 数】・・・115ページ

あまざけ
ゲーム発売2周年となる2024年11月18日を目前にこの記事を投稿いたします。

著者はどんな人?

  • 日本の女性小説家。
  • 1992年平成4年生まれ。京都府宇治市出身。
  • 代表作はTVアニメ化もされた『響け! ユーフォニアム』シリーズ
  • 2016年より宇治市観光大使に就任。

本の概要

本書はNintendo Switch用ゲーム「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」の発売1周年を記念して公開されたオリジナル短編小説。

小説の主人公は、ゲーム本編で主人公の友人・ライバルとして登場する女の子「ネモ」。

ゲームでの物語のひとつである「チャンピオンロード」。各地のジムを巡ってチャンピオンランクを目指す中で、主人公とネモがお互いに「ライバル」として認め合う友情ストーリーを「ネモの視点」で描かれています。

チャンピオンランクのネモは、そのポケモンバトルの強さゆえに「本気でぶつかり合えるレベルの友人」がいないことが悩み。相手に合わせたバトルを続けることの物足りなさを埋めてくれる存在である主人公と本気のポケモンバトルをするまでの成長や友情が見どころです。

ポケモン公式サイトで現在も無料公開されており、冊子版はポケモン公式ショップで6,000円以上の購入者を対象に配布されました。

公開サイト→https://novel-kimiame.pokemon.co.jp

本小説を元にしたYOASOBIの楽曲「Biri-Biri」がスカーレット・バイオレットのインスパイアソングとして発表され、MVが公開されております。

読んで感じたこと

筆者:あまざけ

ポケモンバトルが大好きな女の子のネモ。好きが過ぎるあまり、出会うや否やバトルを誰構わず申し込むというサトシも驚きのバトルジャンキーっぷり。

それが個性となり当ゲームを代表するキャラとなり、その部分のみをクローズアップした有志によるマンガがSNSで話題にもなりました。

そんなネモですが、小説では心情の変化やバトルへの想いが描かれており、ゲームでは知り得なかったネモの一面が読み取れる作品となっています。

短編なのでサクッと読めますし、「あの時のネモはこういうことを考えていたのかなぁ」とゲームを振り返るとより一層ストーリーを楽しめます。

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あまざけ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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