
レース結果
| 開催 | 5回中山1日 |
| グレード | GⅡ |
| 条件 | 3歳以上 オープン(国際)(特指) 別定 |
| 距離 | 芝3600m |
| 馬場状態 | 良 |


JRA平地レースの中で最長である3600m。中山競馬場内回りコースを2週し、ホームストレッチの急坂を3回も駆け上がるハードなマラソンレース。
そして2025年の優勝馬は牝馬の「ホーエリート」。なんと牝馬の勝利は39年ぶり2頭目。
タイム
| ハロンタイム | 13.1 – 12.3 – 13.8 – 12.8 – 12.7 – 12.8 – 13.0 – 13.3 – 13.1 – 13.5 – 13.5 – 12.9 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 11.6 – 11.1 – 11.6 |
| スタート~1000m | 64.7秒 |
| 1000m~2000m | 65.7秒 |
| 2000m~3000m | 62.5秒 |
| レース上り3F | 34.3秒 |
| レースPCI | 62.5 (Sペース) |
馬場
- 開幕週の良馬場
- 上りが早い
- 内、前が有利
総評
長距離レースらしくスローで進んだがレース上がりは34.3という例年よりも1秒以上速いタイムを計測。
以下の表は2020年以降の当レースの通過タイム。

道中は馬の出入りも少なく、4角手前まで隊列はほぼ変わらず。最終周2角でラスカンブレスが前へ取り付くくらいで、レースペースの乱れはなし。
逃げたピュアキアンは出走20レース目にして初めての芝コース。このような馬に先導役を務めさせればスローになるのは明白。我慢し切れず暴走する馬もおらず(ラスカンブレスは爆発寸前だったが)、馬群は一団のまま直線へ。
開幕週の良馬場で内前が有利。この馬場状態で中山での長距離レースでスローペース。この条件に加えて3番手のホーエリートがラスト3Fを34.0秒で上がられたら後ろの馬は手も足も出ない。
マイネルカンパーナは直線入り口では勝ち馬とほぼ同じ位置から上り3F34.0秒という同じ上がりを出して2着。4角で位置を上げた分の余力の差か。
内を走るクロミナンスは直線では前が開かず、ルメール騎手は一度もムチを入れていない。それでいて3着なのでこのロスが無ければと思わせる。8歳だが過去出走は16戦なのでまだまだ可能性は秘めている。
長距離ホースの最終目標である天皇賞(春)。
ステイヤーズS勝ち馬の翌年の天皇賞(春)の成績は「0.0.1.7」なので全くといって良いほど通用していない。しかし最近は上りの速さ求められる春天。スローの上がり勝負を勝ったホーエリートは上位に食い込める?


